「マティス展」(@東京都美術館)を観ました。日本では約20年ぶりになるアンリ・マティス(1869–1954)の大回顧展です。
やはりメインアートの「赤の大きな室内」(1948)には人だかりができていました。窓と絵?、テーブルと花、床の動物の毛皮(だそうです…)。左右が対をなす構成になっています。
そんな感じでマティスと言えば赤い室内画が思い浮かびますが、黄色と青の室内画もよきものでしたよ。
テーブルの上にはレモンとスイカ、でしょうか。今の季節にはこちらの色合いほうが似合うような気がします。
「黄色と青の室内」(1946)
テーブルの上にはレモンとスイカ、でしょうか。今の季節にはこちらの色合いほうが似合うような気がします。
もう一枚、これも夏にいい感じ(赤系ですが)。
セザンヌの影響が感じられるマティスですが、点描を試してみたり、キュビスムを取り入れてみたりといろいろと表現方法の研究をしています。デッサンのような彫刻もなかなか興味深かったです。もちろん、晩年の切り絵も面白かったです。単純な作品ほど「でかい」ことに意味があるなぁ、と思いました。
「オレンジのあるヌード」(1953)は155×108cm。
ところでマティスの絵はいつも部屋の中がごちゃごちゃしていますが、これだけはちょっと趣が違いました。
「コリウールのフランス窓」(1914)。開かれた窓の向こうは真っ黒。それは外なのか、室内なのか。未完の作品とされていますが、とてもミステリアスです。
最後は、マティスが最晩年に手掛けた南仏・ヴァンスの「ロザリオ礼拝堂」の紹介。マティスいわく、この礼拝堂は、神を信じるかどうかにかかわらず、精神が高まり、考えがはっきりし、気持ちそのものが軽くなるような場であるとのこと。「信じるかどうかにかかわらず」というところがいいじゃないの。行ってみたくなりました。
今回展示された作品の多くはポンピドゥーセンターのサイトで見ることができますよ。
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展覧会情報
会期 2023年4月27日(木)~ 8月20日(日)
会場 東京都美術館 企画展示室
一部作品撮影可です。
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